こんにちは
やまもと鍼灸整骨院 院長の山本です。
本日は、患者様からよく質問される
「これってシップ貼ってたら良いですか?」
についてお話いたします。
どこか痛くなって病院に行くと、よくシップを処方されます。ドラッグストアにもシップが並びCMでもシップがあふれています。当院にもシップは常備しております。
POINT
1.シップも薬である ・・・ 意外と認識されていない気がするのですが、シップは皮膚から吸収する薬です。飲み薬は胃から吸収、シップは皮膚から薬剤を吸収しています。色々な種類がありますが基本的には消炎鎮痛剤が入っています。(インドメタシン配合とかフェルビナク配合とかってよく書いてありますね)簡単に言うと痛み止めの薬を皮膚から吸収しているものがシップになんです!!なので急に痛くなった際とか、ケガした際に使用すると非常に効果的です。でも、貼り続けていると組織の修復を妨げることになるんです。なぜなら消炎鎮痛剤の多くは血管を収縮させて血行を悪くするからです。
なので、
慢性的な痛みを改善していく事や疲労回復を目的にするなら、シップは逆効果になります
血行促進して回復力を高めていくには逆効果になるからです。
何となく貼ると楽になる、スッとするから貼る など気楽に使ってしまうシップなんですが、実は組織を修復していく効果は全くない事を是非知ってください!!
たまに「シップ貼ってたら治った」というお話も聞きますが、それはシップで治ったのではなく自身の修復力で治ったのです。
急な痛みに短期間使用する。
これがシップの効果的な使用法です。