季節と自律神経の関係

こんにちは。堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院 院長の山本です。
本日も院長日記をご覧いただきありがとうございます。

本日は「季節と自律神経の関係」について

最近朝晩の冷え込みもきつくなり、冬を実感する毎日になってきましたね。

冬になると血圧が上がりやすくなったり、体調を崩しやすくなったり、ぎっくり腰なども多くなります。

「寒くなってきたので、身体が冷えて固くなったから」と気温の低下が原因と考えている方も多いと思います。

もちろん気温の低下による身体の変化もあるのですが、もっと根本的な部分で重要なのが自律神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、その名の通り私たちの意思とは関係なく自律して働いています。

簡単に言うと、「活動の交感神経」と「休息の副交感神経」が互いにシーソーのようにバランスを取ることで身体の機能維持に努めているわけです。

そして、この自律神経に大きく関わるのが気圧の変化であることがわかっています。
(私が師事していた新潟大学名誉教授 故 阿保徹先生の多くの著書に自律神経と免疫力の関係について書かれているのでご興味ある方は是非読んでみてください)

気圧が変わることで自律神経のバランスが変わる。具体的に言うと気圧が上がると交感神経が興奮しやすくなり、気圧が下がると副交感神経が興奮しやすくなります。

冬は気圧が上がってきます。ということは交感神経の緊張が強くなりやすく、交感神経が緊張すると血管が収縮したり内臓機能が低下したり分泌機能が低下したりします。

冬場に血圧が上がりやすくなるのもこのためです。これは季節性の変化なので誰にでも当てはまりますし、多少の変化に一喜一憂する必要はありません。

但し、普段から血圧が高い方や内臓機能に不安のある方(胃腸の調子が悪い方)などは、冬場の方がやや悪くなるので注意が必要になります。

自律神経はバランスなので、気圧の高くなる冬場はいかにして副交感神経を働かせられるかが重要です。

皆様におススメの簡単副交感神経刺激

「腹式呼吸」

横になって深く息を吸い込み、できるだけゆっくりと息を吐いてみてください。呼気が重要です!

呼吸は内臓機能の中で唯一自分の意思が反映できる部分なので、このゆったりとした腹式呼吸で副交感神経を刺激することができます。お休み前やお仕事の後などリラックスしたいときにすると効果的です。

自律神経は健康の核となる部分です。自分で少し意識してコントロールしてあげることが免疫力のアップにもつながりますので是非やってみてください。

 

自律神経のことでお悩みならお気軽にご相談ください。

やまもと鍼灸整骨院 072-286-8660