ヘルニアになったら手術しかない?

こんにちは。堺市東区菩提町のやまもと鍼灸整骨院院長、山本将史です。

院長日記をご覧いただきありがとうございます。

ここでは、私が今まで勉強してきたり経験してきた事柄で、是非知っておいてほしい事や新しい情報などを随時発信していきたいと思っています。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

さて、本日は「ヘルニア」についてです。

ヘルニアとは何かが「飛び出している」障害のことで、椎間板ヘルニアや鼠経ヘルニア臍ヘルニアなど色々ありますが、一般的によく聞くのは首や腰に起こりやすい「椎間板ヘルニアです」

首から腰まである脊椎の一つ一つの間にある軟骨(椎間板)が破綻して、軟骨の中の成分が後方に飛び出した障害になります。

ヘルニアって聞くと、何か大変な障害を起こしてしまっていると感じませんか?

ヘルニアによって首痛や腰痛をきたすことは多々あります。

実際、患者様にも「ヘルニア」かな?「手術しないといけないかな?」などご質問頂くことがあります。

結論から申しますと、「多くのヘルニアは手術しなくても楽になります」

ヘルニアを生じていても程度は様々です。一定のレベルを超えたものは手術しなければいけない、した方が良いものもあります。でも、その頻度は決して高くありません。

病院で「ヘルニア」って言われたからって、決して落胆しないでください。

知っておいてほしい事!!

1.ヘルニアの有無はレントゲンでは分からない(精査にはMRI検査が必要です)
2.症状が、痺れを伴わない痛みのみの場合、手術を要しないものが多い
3.痺れが片側に出ているものは、末梢神経の障害である(改善しやすい)
4.手術は飛び出した軟骨部分を切除するもので、元に戻るわけではない
5.椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は症状は似ているが別の障害である
6.ヘルニアの多くの症状は手術しなくても改善していく

現に私は比較的重度の頸椎椎間板ヘルニアを持っています。(3人中2人の医師に手術を勧められました。)

整体や鍼灸を行い、現在はほとんど症状がありません。ちなみに今でも検査すると大きなヘルニアが残っています。

腰痛で困っていたり、辛いことはよくあると思います。その原因がヘルニアにあることもままあります。

でも、過剰に心配しないでください。

しっかり状態を把握し、そこに必要な施術や処置を行うことで多くは楽になっていきます。

正しく恐れ、気を付け、対応することが大事です。

もしあなたが腰痛や首痛、足の痺れなどでお困りなら

是非ご相談ください。